「絶対のレース」だけはない
あらゆる物事に「絶対」はありません。
自己解決できる「対物」や人間相手の「対人」でさえまさかはあります。
それが競馬は「対馬」です。
テレビや新聞や掲示板には平然と「絶対」が使われますが、賢明な読者様はこの記事だけはお忘れなく。
仮に「絶対」があるとすれば理論
絶対と言われた断トツ1番人気が「飛んだ」レースは枚挙に暇がありません。
この1年でも「10年に1頭の怪物」などと言われたメジャーエンブレムが、2016年桜花賞で1着どころかまさかの馬券外。その後1レース走っただけであまりにも早い引退…。
福永騎手が騎乗したスプリンターズSのビッグアーサーもドン引きの12着…など、どこかの専門家とやらが導いたらしい「絶対」は極めていい加減な物差しです。
そのため、たった1レースにおける1頭に「絶対」はあり得ません。
しかし、仮に何年も何十年も勝ち続けている馬券師がいるのならば、それは買う馬券を導いた「理論」が負けないということです。
理論も「継続適応」が必須
買う馬券を決める理論についても、完璧な物を一度作れば一生ほったらかしとはいきません。
そもそも完璧が作れるのかは後程考察しますが、競馬は毎年「要素」が変化します。
競走馬がデビューしたての3歳か、脂の乗った5歳か、引退間近の7歳かによって「過去の成績」に対するアプローチも変える必要があります。
さらには騎手の調子も短期で変動しますし、所属の厩舎も変わるなど膨大な変数が存在します。
そこまで計算し確率を導いたとしても、2017年のきさらぎ賞のように発走後0.5秒で落馬されることもありますが(また福永……)。
競馬は理論の勝負
競馬は理論(と資金力…)の勝負です。
先ずは「1レース1頭の絶対視」を疑うところから差別化を始めます。
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著者:ひさなお
TOEIC満点、作家、投資家、IT企業グローバル人事、馬券師。
慶應義塾大学→UCLA→大手IT企業。
第3回マイナビ作品コンテスト最優秀賞受賞。
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