2017年3月20日月曜日

ひさなお式馬券投資術 (3) - 「絶対」はレースではなく理論 -

「絶対のレース」だけはない


あらゆる物事に「絶対」はありません。


自己解決できる「対物」や人間相手の「対人」でさえまさかはあります

それが競馬は「対馬」です


テレビや新聞や掲示板には平然と「絶対」が使われますが、賢明な読者様はこの記事だけはお忘れなく。


仮に「絶対」があるとすれば理論


絶対と言われた断トツ1番人気が「飛んだ」レースは枚挙に暇がありません。


この1年でも「10年に1頭の怪物」などと言われたメジャーエンブレムが、2016年桜花賞で1着どころかまさかの馬券外。その後1レース走っただけであまりにも早い引退…。

福永騎手が騎乗したスプリンターズSのビッグアーサーもドン引きの12着…など、どこかの専門家とやらが導いたらしい「絶対」は極めていい加減な物差しです。


そのため、たった1レースにおける1頭に「絶対」はあり得ません


しかし、仮に何年も何十年も勝ち続けている馬券師がいるのならば、それは買う馬券を導いた「理論」が負けないということです。



理論も「継続適応」が必須


買う馬券を決める理論についても、完璧な物を一度作れば一生ほったらかしとはいきません。


そもそも完璧が作れるのかは後程考察しますが、競馬は毎年「要素」が変化します。


競走馬がデビューしたての3歳か、脂の乗った5歳か、引退間近の7歳かによって「過去の成績」に対するアプローチも変える必要があります

さらには騎手の調子も短期で変動しますし、所属の厩舎も変わるなど膨大な変数が存在します。


そこまで計算し確率を導いたとしても、2017年のきさらぎ賞のように発走後0.5秒で落馬されることもありますが(また福永……)。


競馬は理論の勝負


競馬は理論(と資金力…)の勝負です。


先ずは「1レース1頭の絶対視」を疑うところから差別化を始めます。





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著者:ひさなお

 TOEIC満点、作家、投資家、IT企業グローバル人事、馬券師。
 慶應義塾大学→UCLA→大手IT企業。

  第3回マイナビ作品コンテスト最優秀賞受賞。 

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