以前の記事でも書いてきた通り、証券会社は株が上がろうが下がろうが「手数料」で儲けます。
多くの投資家は現物を持ちます。つまり「株が上がる」ことを望みますし、景気指標としても株高で困ることは無いので、結果「上がるでしょう、買いましょう」が売り文句になります。
お金は人間の強大にして不滅の欲望ですので、ここまでボロい商売が成り立ちます。
資産100億を超えるネット証券の創業者
元々サラ金と同格の扱いであった証券会社も、今ではマニュアル通り動くだけで年収1000万を超える若造や、ネット証券の創業者は資産100億円を超えていたりします…。
目先数千円を稼ぐためにせっせと証券会社のセミナーに通っている「優秀な」方々は、一回立ち止まって「カモ」がどこにいるかを考えてみて下さい。
事後解説に1円の価値なし
もう1つの専門家のお仕事は「事後解説」です。
日経平均が下がった。なぜなら、世界情勢の不安定さから安全資産の円が買われて円高になり、業績への懸念が広がったため。
こんな終わった後のご説明など1円にもなりませんし、誰にでもできます。
競馬と同じ
10年に1度の怪物と謳われ単勝1.5倍のメジャーエンブレムが桜花賞で4着となりました。
「スタートを失敗し、スローペースに落ち着いてしまった。ルメール騎手が無理にでも出るべきでしたね」とか解説されても、「本来の実力は勝っていましたし馬券の3分の1は返却いたします」とかなるわけじゃあるまいし。
手のひらで踊るプレイヤー
専門家の「先生」たちは、始まる前に予想でお金稼いで、終わった後に解説でお金稼ぎます。
5%のプレイヤーしか生き残れないリングになど上がるはずが(必要が)ありません。
言い換えれば、我々単なる1プレイヤーだけが、自らの人生の一部を賭けて切った張ったで血を流すわけです。
自己責任という免罪符
彼らプロの伝家の宝刀は「資本主義は自己責任だから一切責任取りません」です。
実際、別に彼らが「悪い」わけではありません。
小銭(または幻想である大金)が欲しくてリングに上がるのは我々自身です。
※詐欺まがいの営業をかける連中はいくらでもいますし、アメリカのマネーゲームの結果で日本の町工場で真面目に働いていた社長が首を吊ったのがリーマンショックですが、よりマクロな話は親ブログに譲ります。
それでもリングに上がるのならば
9割がカモにされながら「資産運用」という可愛らしい表現の世界があります。
「銀行に預けていても1円にもならない」が別の謳い文句ですが、1円も減らないだけでキャッシュは最強です。
※日本経済はインフレの10倍デフレの心配をすべきですので、結果安心
それでもリングに上がるのならば、このブログを最強のセコンドにしてみせます。
生き残ってこれなければこんなブログは書けませんので、ご安心下さいませ。
◇◆参考文献(再掲)◆◇
徒手空拳で投資を始める前に読んでおきたかった1冊です。
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※詳細は画像より
【お奨め経済書】 『不確実性超入門』 - 投資家・馬券師のバイブル -
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著者:ひさなお
TOEIC満点、作家、投資家、IT企業グローバル人事、馬券師。
慶應義塾大学→UCLA→大手IT企業。
第3回マイナビ作品コンテスト最優秀賞受賞。
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